気管支喘息

気管支喘息が疑われる場合は、気道に炎症があるかについて呼気一酸化窒素濃度(FeNO)測定や気管支に閉塞があるかどうかについて肺機能検査を行います。確定診断には気道過敏性試験(要予約)という、1時間程度の検査を行います。初診時の喘息の重症度判定をはじめ慢性管理においてこれらの検査を定期的に行うことで治療方針の見直しに役立てています。自覚症状だけに頼らず、客観的に増悪を起こさない良好な状態でコントロールしていくことを目指します。

また「何が原因となって喘息発作を引き起こすのか?」というアレルゲン(抗原)検索を採血検査にて判定します。気管支喘息の病態をわかりやすいパンフレットを用いて説明し、吸入ステロイド薬の定期的な使用が必要であることを患者様によくご理解いただいた上で、個々の喘息重症度にあわせたオーダーメード管理をいたしております。

急性発作に対しては、点滴や気管支拡張剤の吸入を適宜行います。専門の看護師が吸入薬を効率よく吸入するための指導を行ない、あわせて日常の生活指導を行います。

また一般的に体質改善といわれている免疫療法(ダニ・ハウスダストなど)も適応のある患者さんに薦めています。

免疫(減感作)療法とは

肺気腫などの慢性肺疾患

肺気腫、慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患や肺結核後遺症、気管支拡張症などの低酸素に伴う呼吸困難感を訴える患者さんに対しCT検査や呼吸機能検査を用いて確定診断しております。

症状に応じて気管支拡張薬の吸入や内服薬など、患者様の重症度にあった治療をしております。在宅酸素療法(HOT)管理も適宜行なっております。

慢性の咳や痰(慢性咳嗽)

風邪でもないのに1ヶ月以上続く慢性の咳や痰のある患者様に対して各種検査によって的確に診断をつけ、治療しています。お困りの患者さんはお気軽にご来院ください。
咳喘息が疑われる場合には肺機能検査や呼気一酸化窒素濃度(FeNO)測定を行い、必要に応じて気道過敏性検査も行っています。

花粉症などのアレルギー性鼻炎

花粉症などのアレルギー性鼻炎や結膜炎に対しては、的確にアレルゲンを判定し、適切な対症療法や生活指導を行っています。花粉飛散シーズン前にスギなどの抗原で 免疫療法 を行っています。通年性の鼻炎では、耳鼻科と連携して治療しています。

免疫(減感作)療法とは